「株主提案に関するご案内(2025年株主総会関連情報)」
2025.06.25 更新
~株主の皆さまへ~
MoM(Majority of Minority)に関する議案についてのご説明と現時点での状況のご報告
本議案は、会社法上の正式な決議事項ではなく、当社の今後の資本政策等に係る意思決定の参考とするために、
少数株主の皆さまのご意見を確認することを目的とした、勧告的決議です。
議決権上の効力を持つものではありませんが、当社は少数株主の皆さまの声を重要な意思として重く受け止める考えです。
- 第7号議案:株主提案に係る株式併合及び定款の一部変更の不実施に関する件
- 第8号議案:株主提案に係る取締役候補者の選任不同意に関する件
■ 現時点での事前議決権行使の状況(参考情報)
2025年6月25日(0時時点)のMoM議案に関する少数株主の事前議決権行使のうち、賛成の割合は以下のとおりです。
- 第7号議案 賛成:93.9%
- 第8号議案 賛成:94.4%
※本数値はあくまで暫定的な中間集計結果であり、今後の行使状況により変動する可能性があります。
■ ご留意事項
本議案は法的拘束力を有するものではなく、株主総会における参考的・意思確認的な位置づけであることをご理解ください。
ただし、当社は株主の皆さまとの対話と透明性を重視しており、最終的なMoM議案に対する意思表示を真摯に受け止め、
今後の対応に活かしてまいります。
本件を含めた当社の対応方針や、定時株主総会における議案内容等の詳細につきましては、
招集通知・株主説明会資料等をご参照いただきますようお願い申し上げます。
~JALからの株主提案と当社の対応方針について~
株式会社エージーピーは、2025年4月25日、日本航空株式会社(JAL)より、2025年6月26日開催予定の第60回定時株主総会に関する株主提案を受け取りました。
当社は、急ぐ必要のない状況で、日本航空株式会社が話し合いもなく一方的に決めた株価での取引を進めることは、少数株主の皆様にとって不利益であると考えています。そのため、当社は以下のとおり議案に対応する方針です。
•第1号議案~第8号議案:賛成
•第9号議案~第11号議案:反対
特に第7号議案と第8号議案は、MoM議案であり、少数株主のご意思を可視化するために重要な議案です。
株主の皆様におかれましては、本提案の内容と当社の考えをご確認のうえ、ご判断をお願いいたします。
なお、6月19日にマッコーリー社による当社株式の公開買付け提案(1株2,015 円)を受領しましたので、
以下にお知らせ申し上げます。
2025/06/20_マッコーリー社による当社株式の公開買付け提案(1株2,015 円)の受領について
~JALによるTOBから株主提案に至る経緯~
本件に関する事実関係を整理した図を、以下に掲載しております。背景をご理解いただく一助となれば幸いです。
~日本航空株式会社からの株主提案に対するMoM議案に関する議決権行使のお願い~
1.経営責任が不明瞭な体制への不安
(誰も連結子会社にしない)
- ・出資構成が3社で100%となりますが、JAL社はAGPを連結子会社化しない意向であることから、経営責任の所在が不明瞭な体制になります。(ガバナンス検証委員会、特別委員会より)
- ・1965年の創業当初はたった4社の航空会社向けにスタートしましたが、現在は140社を超える航空会社の運航を、全国10空港運営会社と共にサービスを提供する、公共性の高い「中立的なインフラ企業」へと進化しています。
- ・その中で、利用者でもある特定の航空会社が、形式的には支配せず、実質的には支配する構造になると、利益相反が生じ、中立性が揺らぐ可能性があり、空港設備投資判断や運用方針が特定の利用者の利害が影響するおそれがあります。
2.TOBなしの手続き・妥当性がない価格
- ・【形式上】株式併合による一方的な少数株主の強制排除スキーム(TOBがない)
- ・【価格面】提示価格1,550円は、第三者評価の下限(1,710円)をも下回る → 1,710円~2,250円の中央値は2,002円
- ・【交渉の欠如】価格の交渉の場がない。少数株主の賛否は対象外
- ・【選択肢なし】形式的には制度上認められた手続きでありながら、実質的には少数株主の皆様の意思が一切反映されず、排除される
3.株主の皆さまが、これからできるアクション
(買取請求権・株主総会決議の取り消し)
- (1)第7号・第8号議案(MoM議案)に「賛成」いただけるとありがたいです。
・AGPが自主的に提案した議案であり、「少数株主の権利を守る」という当社の意思です。
・個々の株主がバラバラに反対しても届きにくい声を、会社として正式にまとめて表明できる重要な手段であり、少数株主保護にもつながります。
・本MoM議案に賛成することは、今の経営方針を支持することになります。 - (2)第9号・第10号・第11号議案(JAL提案)に「反対」しています。
- (3)議決権行使書を必ず提出 or インターネットで行使
未提出は、賛成/反対の意志がないと取り扱われてしまいます。
【議決権行使の方法】
・期間:2025年6月11日(水)〜 6月25日(水)17:30必着
・方法:
①郵送:議決権行使書に記入し返送
②インターネット:招集通知に記載の手順で行使
③株主総会当日(6月26日11時開始)に出席し、会場で行使
私たちAGPは、皆様の声を誠実に受け止め今後の企業運営と、公平・中立な空港インフラの未来を守って取り組んでいきます。皆さまの「1票」はとても大切です。
どうか議決権行使という形で示していただけますよう、心よりお願い申し上げます。
【最新情報】当社対応内容
| 2025/06/25 | JALに対する株主提案撤回および継続会賛同の要請ならびに監査役文書に関する調査要請について |
| 2025/06/24 | JALプレスリリースに対する当社見解および株主提案の撤回要請について |
| 2025/06/20 | マッコーリー社による当社株式の公開買付け提案(1株2,015 円)の受領について |
| 2025/06/16 | 株式価値算定根拠における事業計画の前提について(経過開示) |
| 2025/06/16 | 株主の皆様へ「JAL見解(2025年6月6日付)に対する当社の意見」 |
| 2025/06/12 | 第60回定時株主総会のご案内(訂正版) |
| 2025/06/04 | JAL代表取締役社長への面談要請について |
【株主提案に関するFAQ】
1.本件に関連するIR情報
(新着順)
2.参考情報リンク
3.提案と当社対応内容
(2)本株主提案内容:株式併合による非公開化、定款の一部変更、取締役 3 名の選任
株式会社エージーピーに対する株式併合、単元株式数の定めの廃止その他の定款の一部変更及び取締役
選任に関する株主提案に関するお知らせ
(3)当社対応内容:提案内容に関する当社の考え/ガバナンス検証委員会の設置
株主提案に関する当社の認識と対応方針のお知らせ
日本航空からの株主提案を受けた当社対応について - ガバナンス検証委員会の設置 -


